【レポート】サウナ＆カプセルホテル北欧に泊まってみた！【サ道のロケ地】

上野にある男性専用サウナ＆カプセル「北欧」に泊まってきました。

上野御徒町エリアに数多くある、休憩・仮眠ができるスパサウナ店の１つで、カプセルホテルも併設されています。

以前からサウナ好きの間では人気の有名店でしたが、2019年放送の漫画原作ドラマ「サ道」に登場したことで知名度が急上昇。
サウナ好きでなくとも知る、全国的に有名なお店となりました。

周りの行ったことがある人に聞くと「サウナが良い」「露天の休憩スペースで休むと気持ちいい」など、やはりサウナ関連の評判をたくさん聞きました。
ドラマの影響でかなり混んでいるとの噂も聞きましたが、さすがに放送終了から少し経ったのでもうブームも落ち着いてきているのでは。

ということで、この度初めて北欧に行ってきました。
カプセルホテルに泊まってきたので、サウナだけでなく格安ホテルとしての側面もしっかりレポートしてきます。

サウナ＆カプセル北欧の場所/基本情報

住所	東京都台東区上野７－２－１６
最寄り駅	上野駅
営業時間	サウナ　24時間（4:00~5:00は清掃時間） カプセル チェックイン15:00/チェックアウト10:00
公式サイト	https://www.saunahokuou.com/

JR上野駅からの行き方（中央改札から浅草口に出るルートが最短）

公式サイトに上野駅から徒歩1分と書かれていますが、上野駅は広いので出口によっては5分以上かかることもあります。

JR上野駅から一番近いのは、中央改札を通り抜けて浅草口に出るルートです。
上野公園がある公園口、山下口、不忍口とは反対側の出口です。

写真真ん中の赤い看板がウェンディーズ・ファーストキッチン。左の通りからはお店に行けないので注意。

改札を出てすぐ左にある浅草口と書かれた先の細い通路を進むと、特になにもない駅前広場に出ます。
まず駅前広場の左奥に見える、Wendy’s First Kitchenが入っているビルの右側に進みます。
（左側の線路沿いの通りからも北欧のビルが見えますが、そちら側には入口がないので注意）

次に富士そばの角にある通りに入ります。

北欧の外観。赤い壁面が怪しげですが、中は普通のサウナ店です。

通りに入ると、「サウナ・カプセル北欧」と書かれた赤い看板と建物が見えてきます。
小走りで行けば1分ちょっとで着けなくもないですが、実際は中央改札から受付まで3分くらいかかると思ってください。

受付はサウナ、カプセルホテルどちらもエレベーターで上がった6階にあります。

6階入口・フロント

入口付近にはドラマ 「サ道」出演者のサインが飾ってありました。

6階に上がったら、靴用ロッカーに自分の靴を預けてフロントで受付をします。

受付を済ませて荷物用のロッカーの鍵を受け取ったら、サウナ利用者はそのまま6階奥の更衣室へ。
カプセル宿泊者は自分のカプセルがある階にロッカーがあるのでエレベーターで移動します。

フロアマップ

フロアガイド。4階～2階はカプセル専用のフロア。

北欧のフロア構成は、
7階にメインのサウナ、大浴場
6階がサウナ利用者用の更衣室と有料マッサージ室
5階に休憩・仮眠用のリラックスルームとレストラン
4階から2階はカプセル宿泊者用のフロアになっています。

館内移動用のエレベーターが1台あるのですが、カプセル宿泊者しか使えない構造になっています。
（エレベーターに続く通路が6階フロントの近くを通らないと進めないようになっていたり、サウナとカプセルで館内着の種類が異なっていたりと、サウナ利用者が間違ってカプセルフロアに行かないようお店側で工夫しています。）

サウナのみの利用の場合は各フロアを階段で移動します。
5階から7階までの移動なので、エレベーターがなくてもあまり気にならないです。

【2階～4階】カプセルフロア

更衣室

ロッカーは上段下段に分かれたタイプ。
あまり大きくないので、スーツケースなどの大きめの荷物を入れるのは厳しいです。

公式サイトにチェックイン前、チェックアウト後に荷物をフロントで預けれますと書かれているので、おそらく滞在中も大きな荷物を預けれると思います。

カプセル宿泊者用の館内着。ジャージ素材で着心地◎

カプセルの館内着はこんな感じ。
整い中？のマッチョな男が書かれたオリジナルロゴが可愛いです。
ジャージ素材で着心地も良し。
ちなみにサウナ利用者の館内着とはデザインが異なります。

全198室！カプセルが奥まで並ぶ

寝室フロアは奥まで続く長い通路にずらっとカプセルが並んでいて迫力があります。
カプセルの数は各階60～70室ほど、全部で198室あるそうです。

清潔感あり！カプセルの中

カプセルの中に入ってみます。

カプセルの中はこんな感じになっています。
カプセル自体は新しいものではないのでしょうが、特に傷んでいる感じや劣化している設備はなく、シーツも綺麗なものが使われていて清潔感があります。

気になったところは、入口のロールカーテンが遮光タイプではないので、外の光が少し漏れてきます。
網目が大きい部分があるせいで、近づくと中の様子が薄っすら見えてしまうのも気になるところです。

テレビはBS、アニマックスも映る

テレビは液晶タイプ。
地上波キー局だけでなく、BS、アニマックスなども映りました。（2019年12月時点）
HDMI端子が挿せるようになっていたので、ケーブルを持参すればスマホやパソコンの映像を映すこともできます。

その他カプセル内にある物は、掛布団、枕、ヘッドフォン、照明、アラーム付き時計、コンセント1か所。

照明の隣にある空調は動いていませんでした。
（その代わりに外の空調がガンガン効いていました。）

カプセルの広さは195cm×100cm

カプセルの広さを測ってみたところ、奥行き195cm、横幅100㎝、高さ95cmほどありました。

カプセルの広さとしては標準的です。
中で過ごしていて特に狭く感じることもありませんでした。

ここのカプセルは料金が高い上位グレードなどはないため、中の広さや設備はどこも同じだと思います。

化粧室

カプセル宿泊者専用の化粧室。いつも空いていました。

カプセル側は各フロアに専用の洗面所・お手洗いがあります。
大浴場を出たところにある洗面所と違い、いつも空いていたのでゆっくり身支度ができました。

化粧水、ヘアセット用化粧品、歯ブラシ、クシ、ドライヤーなど風呂上り後の身支度に必要な備品もそろっています。
（大浴場側の化粧室は化粧品類がもう少し多く置かれていました。）

コインランドリー

4階カプセルフロアにコインランドリーあり。
洗濯機4台、乾燥機4台と台数は充実しています。

料金は、
洗濯機1回200円
乾燥機30分100円
洗剤50円
乾燥用ソフター100円

ゲームコーナー

麻雀ゲーム、北斗シリーズ、押忍!番長が並ぶゲームコーナー。

3階エレベーター付近にゲームコーナーあり。
麻雀ゲームとスロットが置かれています。
愉快なクレーンゲームなどない、射幸心を煽るラインナップオンリーなのが渋いです。

ある程度勝つと、館内で利用できる割引券がもらえるようです。

サウナやスーパー銭湯にあるゲームコーナーって妙な魅力がありますよね。(笑)
静かなフロアで麻雀ゲームのデモ映像がループしている雰囲気がなんか良いです。

【7階】大浴場・サウナ【高温サウナと低温の水風呂が最高！休憩場所も充実】

6階サウナ利用者用ロッカールーム

このお店のメインといえる大浴場・サウナの中をレビューしていきます。
サウナのみ利用する時は受付の奥にロッカルームで支度をします。

何気にこちらのロッカーのほうがカプセル側よりもサイズが大きいです。
ただし、横幅はかなり狭いのでスーツケーツなどの大きな荷物は入りません。

サウナ利用者用のセット。館内着がカプセル利用者とは異なる。

こちらがサウナ利用時のセットです。
（後日、サウナだけの利用もしてきました。）
どのプランでもタオル、館内着付きです。
館内着の種類がカプセルとは違いました。

大浴場とリラクゼーションラウンジに続く階段

館内着に着替えて、階段を進み7階の大浴場へ。

大浴場・サウナの中はイメージ図を使って解説・レビューしていきます。

より詳しく知りたい方は、公式サイトのギャラリーも参考にしてみてくだだい。

化粧室を抜けて浴場の扉を開けると細長い大浴場が現れます。

フロアは室内と露天風呂の2つのエリアに分かれています。
室内側の雰囲気は時にモダンでデザイン性が高いとか、逆に街の銭湯のように年季が入っているということはなく、癖のない大浴場といったところ。
清潔感はしっかりあります。

シャワー設備

シャワーとカランの2種類。
シャワー台の正確な数を忘れてしまいましたが、10台以上はありました。
私が利用したときはシャワー待ちが起きることはありませんでした。

シャンプーとリンスがDHCとBOTANISHTの2種類。
髪がバリバリになる業務用の安いものでないのが良いです。

髭剃り、シェービングクリーム、身体を洗う用のボディタオル、歯ブラシなどお馴染みの必需品もそろっています。

室内の浴槽（ジェットバス付）

定員は5~6名くらい。
ジェットバスが両側から吹き出ています。水圧は細めの一極集中タイプでなかなか強いです。
温度計がなかったので設定温度がわかりませんでしたが、体感だと40℃前半くらい。

露天風呂（トゴールの湯）

露天風呂は室内の浴槽よりも広いです。同時に10人は余裕で入れます。
露天といっても周りはビルが立ち並んでいるので、風呂の上はしっかり天井があり半露天のようなつくりです。
休憩用のイスが置かれている横のスペースからちょっとだけ街並みが見えます。
すぐ近くに線路と首都高があるはずなのですが、やけに静かで落ち着きます。

また癖のない室内と違い、露天側は近代美術館のようなシンプルを極めたデザインみたいになっていて、どこか空間美を感じます。
（夜になると間接照明が付いて、近代美術館感がさらにアップ。シンプルモダンな空間の横側に、整い中の男たちが静かに休んでいていてなかなかシュールです。笑）

泉質は「トゴールの湯」という新潟県栃尾又温泉付近に産出する風化鉱物であるトゴール・ウォームタイトを細かく砕いてお湯に加えたものなんだそうです。
正直泉質や効能に関してはよくわからないですが、このあたりのスパ・サウナ店は人工ラジウム泉を使っているところが多いのでオリジナリティがあります。

ただし、露天ということもあってかかなり温度はぬるかったです。
そのためか入っている人は少なかったです。
混んでいても足を伸ばしてじっくり入れるチャンスがあります。

サウナ

広さは結構あります。
ひな壇は3段あり、20人以上は入れると思います。

サウナの温度は105～107℃を指していて、上野・御徒町のスパ・サウナ店の中でも高めです。

セルフロウリュができるので、セルフロウリュ好きの方が頻繁にやっていれば湿度高めキツイ、そうでなければ低めで温度の割には耐えられると、行くときによって変わってきます。

マット交換の頻度はわかりませんでしたが、入り口にビート板みたいな座布団があるので、それを使えば清潔度は特に気になりませんでした。

水風呂

痺れました。

桶で水をかけた時点でこれは普通じゃないと感じる冷たさで、温度計は見てみると12℃を指してました。
（サウナイキタイなどの見ると15℃と書かれているレビューが多いので、温度は時間帯や水風呂の利用頻度によって変わってくると思われます。）

定員は3~4名くらい。
深さがけっこうあるので、頭までしっかり冷やせます。

高温サウナのあとにこの冷たい水風呂は癖になりますね。
北欧にハマる人の気持ちがようやくここでわかりました。

休憩用ベンチ

ここは露天にある休憩用のイスが充実しています。

よくある白いプラスチック製イス8席に加えて、ビーチリゾートなんかに置いてある背もたれがリクライニングできるベットタイプのイスが3台。
休憩用イスの数は上野・御徒町エリアのスパ・サウナ店で一番多いです。

外気浴をしながら、完全に横になって休めるのが最高に気持ちいいです。
これだけ数があっても最近は埋まってしまう時間帯もあるそうなので、ゆっくりとサウナを楽しみたいならなるべく空いているときに行きたいですね。

【5階】リラクゼーションラウンジ・食堂

満席注意！リラクゼーションラウンジ（仮眠休憩室）は意外と小規模

リラクゼーションラウンジにあるリクライニングチェアの数は20席ちょっと。

ここ最近の北欧の人気に収容数がちょっと追いついていない感はありました。
私が利用したときは昼、夜はほぼ満席状態。（朝はさすがに空いていました。）

元々カプセルに泊まるお客さんをメインに考えていたため、日帰り用の施設は控えめに作ったものの、
その後、サウナの良さが口コミで広がっていき、想定以上に日帰り利用者が増えてしまったのかもしれません。

ただ、１つ１つのイスはしっかりしたつくりで寝心地は良いです。
イスは合皮素材で新しめ、背もたれのリクライニングもしっかり倒せます。
テレビ付きの席と、フルフラットになっているテレビ無しの席もありました。

数年前に利用した方のブログなんかを見るとリクライニングチェアの種類が違うので、近年にリニューアルしたのかもしれません。

リラクゼーションラウンジの一角にあるマンガコーナー

入口にはこんな看板が。
サウナのみで利用する場合、リラクゼーションラウンジと隣の食堂くらいしかくつろげる場所がないため、サウナに入ったら休憩できずにそのまま退散しなければならない可能性もあります。

食堂

食堂の中。広さのわりに席数が少く広々しています。

リラクゼーションラウンジのすぐ隣に食堂があります。

今回は朝食付きのプランを予約しました。
和定食、洋定食、雑炊など5種類の中から選べます。

朝食の提供時間は6時から10時まで。

和定食。焼鮭、ごはん、みそ汁、納豆、海苔、漬物

今回は和定食を選んでみました。
味は悪くなかったです。値段を考えれば妥当なレベルです。

その他、1品ものの料理とアルコールの種類は居酒屋並みに充実しています。

醤油ラーメン620円、厚焼玉子380円、一番搾り中ジョッキ550円、レモンサワー430円など値段もそのへんの大衆酒場と同じか安いくらいです。

【料金表】3時間1400円~

サウナ

	通常料金	休日前・土日祝・特定日の料金
3時間コース	1,400円	1,600円
12時間コース	2,200円	2,400円
深夜割増料金 24:00~5:00に間の滞在に加算	1,000円
延長料金	500円/1時間
料金表は2019年12月17日時点、公式サイトに記載されている情報をもとに作成しました。 最新の料金とは異なる場合がございます。

2019年10月に料金改定され、全体的に値上がりしました。
（以前は3時間コースは1,000円。朝1,600円、日中2,100円などのコースもありました。）

正直、ドラマの影響でかなりお客さんが来ていると思うので、3時間1,000円という格安料金のままだと、どの時間も混んでしまい、その結果、利用者の満足度が下がってしまうなんてこともあり得るので、値上げは致し方ないと思います。

カプセル（定価）

通常料金	4,200円
休日前・特定日	4,500円
日曜祝日	3,600円
カプセル回数券 (5回分)	18,500円
日祝回数券 (5回分)	15,000円
料金表は2019年12月17日時点、公式サイトに記載されている情報をもとに作成しました。 最新の料金とは異なる場合がございます。

カプセルの定価は通常料金が4,200円、休日前・特定日が4,500円、日曜祝日が3,600円となっています。

宿泊予約サイトには定価よりも安く泊まれるプランがいくつかあります。

サウナ＆カプセル北欧の公式サイトはこちら

上野駅徒歩1分 【公式】サウナ＆カプセルホテル北欧

www.saunahokuou.com

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