2019年7月31日をもってサテライトオフィスサービスの実証実験は終了となりました。
東京メトロと富士ゼロックが駅ナカに実験的に設置している作業スペース「サテライトオフィスサービス」を利用してきました。
【登録方法】要事前登録!登録は数分で完了できます
使用には事前登録が必要
サテライトオフィスを使用するには、公式サイトでのアカウントの登録が必要です。
コインロッカーのようにその場すぐ使うことができないのでご注意ください。
とは言っても、登録作業はとても簡単で数分程度で完了します。
登録にはメールアドレスとクレジットカードが必要です。
まず、下記リンクから登録ページ(公式サイト)に行き「申し込みをする」をクリックします。
「ご利用規約・プライバシーポリシーに同意する」にチェックを入れて、「実証実験に申し込む」をクリック
登録するをクリックすると、登録したメールアドレス宛に確認のメールが届きます。
しばらくすると、パスワード登録用のURLと仮パスワードが書かれたメールが届きます。
サテライトオフィスサービス予約システム パスワード登録ページと書かれた下に書あるURLをクリックすると登録用のページに進みます。
登録したメールアドレスと仮パスワードを入力して、新しいパスワードを設定します。
これでアカウント登録作業はほぼ完了です。
ログインページに行きメールアドレスとパスワードを入力すると、予約メニューにログインできます。
クレジットカードの登録が必要
ログインすると最初にクレジットカード情報の登録を求められます。
2019年2月時点では、使用料の決済方法はクレジットカードのみです。
情報を登録すると予約が行えるようになります。
【予約方法】利用場所と時間を選ぶだけで簡単!
予約方法は利用するサテライトオフィスの場所と日程、時間をクリックして選ぶだけでなのでとても簡単です。
まずログイン画面の「ブースを探す」をクリックします。
日時と場所を選び「この条件で探す」をクリック。
場所は複数同時に選ぶこともできます。
料金・予約可能時間など
最低予約時間 | 1枠(15分) |
最大予約時間 | 1日4時間 |
料金 | 15分200円(税別) |
営業時間 | 7:00~22:00 |
予約は朝7時から夜22時までの間、1枠15分単位で1日4時間まで予約ができます。
料金は15分200円(税別)です。
空いている時間帯は〇、予約済みの時間帯は×で表示されます。
この日は日曜日ということもあり、オフィス街の溜池山王駅はほぼ空きで選びたい放題でした。
予約を完了するとトップページに予約中のブースの情報が表示されます。
あとは時間になったらオフィスに向かうだけです。
予約のキャンセル方法・変更は直前まで無料
予約のキャンセルは利用開始時間前であればいつでも無料で行えます。
利用時間に突然他の予定が入ってしまった時や、予定よりも早く着いた時でも柔軟に使えるので便利です。
今回私が実際に使った時も、利用開始時間よりも少し早めに着いてしまいました。
時間を持て余してしまったので、予約を直前でキャンセルして、1枠分早く予約を入れ直しました。
ちなみに、開始時間を過ぎると利用の有無にかかわらず、予約枠数分の利用料金がかかってしまうそうなので要注意です。
【溜池山王駅】実際に使ってみた!
溜池山王駅サテライトオフィスの場所
溜池山王駅のサテライトオフィスは永田町方面改札を出た5番出口付近にあります。
路線で言うと南北線ホームが一番近いです。
地上からだと東急キャピトルタワー、山王パークタワー、首相官邸の近くです。
国会議事堂前駅や、ちょっと歩けるのであれば赤坂駅や赤坂見附駅付近にいる方でも利用できる場所です。
駅ナカというキャッチフレーズから、勝手に改札内にあると思っていましたが、改札の外にありました。
5番出口に向かう階段の脇にあります。
改札のすぐ隣なので見つけやすいと思います。
溜池山王駅には2室あります。
外観はパッと見ではスピード証明写真のようです。
扉は曇りガラスになっていて、外からうっすらと中の様子が伺えます。
利用開始5分前くらいになると、ログインページに「解錠する」というボタンが現れます。
オフィスの近くに行ってこのボタンを押すと、扉が自動的に解錠されます。
中に入ってみると、思った以上に物が多く、どことなく生活感があります。
広さはネットカフェのリクライニングチェア席と同じくらいで、1畳あるかないかくらいです。
自習室のようなもっと簡素な場所を想像していましたが、本当にオフィスにある自分のデスクのようですぐ雰囲気に馴染めます。
狙ってこの雰囲気を出しているなら凄いです。(笑)
扉はオートロック式で自動的に施錠されます。
先ほど説明したログイン画面で操作することも可能です。
扉を閉めると外と遮断されるのでいい具合に個室感が出ます。
扉のガラスは座ったときに顔が出る辺りの曇りが濃くなっているので、ある程度のプライバシーは保たれます。
思いっきりガラスの近くから覗かないと、中でなにをしているかはわからない程度の曇りはありますが、中で着替えをするのはちょっと厳しいです。
部屋にある椅子はこんな感じです。
かわいいブランケットがかかっているせいか、凄く生活感が出ています。
物はKOKUYOのingというオフィスチェアです。
なかなかいいお値段のする高機能チェアのようです。
部屋の上部は空洞になっています。
この日は日曜日だったのでほとんど人がいなくてとても静かでしたが、平日はひっきりなしに人が通る場所なので雰囲気や騒音の具合が変ってくるでしょう。
また、上部に監視カメラがあるのがちょっと気になりますが、無人管理のわりにいろいろ物が置いてあるので防犯上仕方がないです。
デスクには文房具や配線、時計まで置いてあってやっぱりどことなく生活感があります。
パソコンもあると予想していましたが、モニターのみでパソコン本体は置いてありませんでした。
生活感の原因は、文房具や機器をいっぱい詰め込んだこのボックスのせいでしょう。
なにやらいろいろ置いてありますね。
マウス、各種スマホ用ケーブル、クリップ、ホッチキス、セロテープ、ペン、のり、ライトニングのd-sub変換ケーブルなど
のり、ホッチキスなんかは外出中に使い忘れに気づくとなかなか厄介ですし、わざわざコンビニで買うのも荷物が増えて邪魔になるので結構便利かもしれません。
消臭スプレー、あぶら取り紙、手鏡なども常備。
その他照明器具がいくつか置いてあって部屋の中はそこそこ明るくできるので、パウダールーム的な使い方もできるかもしれませんね。
モニターはHDMIとd-subが繋げます。
d-sub変換ケーブルを使えばi-phoneをモニターに映すこともできます。
退出方法
退出するときは、ログインページにある「利用終了」というボタンをクリックします。
それ以外の操作は特に必要なく、ドアも自動で施錠されます。
サテライトオフィスがある場所一覧
サテライトオフィスはどこにあるのかというと、2019年4月16日時点では、池袋駅、北千住駅、溜池山王駅、品川駅近くイーストワンタワー、虎ノ門駅近くのNTT虎ノ門ビルの5か所に設置されています。
6月1日から新たに市ヶ谷駅、後楽園駅と新宿三丁目駅にも設置される予定です。
あくまで実証実験中なので、今後いろいろな場所に増えるか、撤収となるかはわかりませんが、スペースと設置コストがあまりかからなそうなので、それなりに普及する気もします。
今までありそうでなかった便利なサービスですね。
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